イオンモール、福島県内最大級「イオンモール伊達」11月27日オープンへ
イオンモールが福島県内最大級となる単独開発に踏み切る。伊達市に170店規模の広域型モールを構える計画は、東北の非大都市圏がどこまで集客力を持つかを試す試金石となる。

イオンモールは11月27日午前9時、福島県内最大級となる「イオンモール伊達」を開業すると、イオン東北、イオンと共同で発表した。所在地は福島県伊達市の堂ノ内土地区画整理事業地内で、敷地面積は約16万9000平方メートル、延床面積は約9万4000平方メートル。
全173店(外部3店を含む)規模の専門店ゾーンには、東北地方初出店26店、福島県初出店48店が含まれるという。核店舗は「イオンスタイル伊達」で、ユニクロ、ジーユー、無印良品、岩瀬書店、体験型施設「ミライノ」、コジマ×ビックカメラ、スーパースポーツゼビオなどが専門店として入る。食品ゾーンは1階「フードマルシェ」、2階レストラン街、3階に約1000席規模のフードコート「フードフォレスト」を配置し、福島県内最大級の食品売場になるとしている。駐車場は約3600台、駐輪場は約630台分を用意するほか、屋上テラスや地元産木材を使った子ども向け遊び場、コミュニティスペース「だてのわ」も設ける。
単なる延床面積の大きさ以上に注目すべきは、この「福島県内最大」という位置づけそのものだ。福島県内の百貨店フロアは長年縮小が続き、東北の消費支出の多くはすでに仙台に流れている。県庁所在地ではなく伊達市に県内最大の拠点を構えるのは、都市部の通行量に頼らずとも、170店規模の物販・飲食・レジャーの総合力だけで福島市周辺の広域商圏から客を引き寄せられるという賭けであり、イオン級の体力と広域型モールのノウハウを持つ事業者でなければ打てない一手だ。
この賭けが当たるかどうかは、11月の開業フィーバーよりも、開業後の冬場にフードコートと屋上テラスがどれだけ日帰り客を継続的に集められるかに表れるはずだ。