ディオールが日本橋高島屋に新店「ディオール オート パフューマリー」、刻印サービスは日本初導入
パルファン・クリスチャン・ディオール ジャパンが、日本橋高島屋本館1階の化粧品フロアに新店「ディオール オート パフューマリー」をオープンした。22の香りで構成する「ラ コレクシオン プリヴェ」を軸に、同コレクションのボトルへの刻印サービスを日本で初めて導入する。東京で最も注目される百貨店の美容フロアへの、パーソナライズ施策への投資だ。

パルファン・クリスチャン・ディオール ジャパンは、10月2日付の発表で、「ディオール オート パフューマリー髙島屋日本橋店」を10月1日にオープンしたと明らかにした。日本橋高島屋本館1階のガレリア(化粧品フロア)に構える新店で、営業時間は午前10時30分から午後7時30分までとなる。
店舗の中核をなすのは「ラ コレクシオン プリヴェ クリスチャン ディオール」で、調香師フランシス・クルジャンが手がける22の香りでディオールの物語を綴るシリーズだという。あわせて、クリエイション&イメージディレクターのピーター・フィリップスが手がけるメイクアップ、「ディオール プレステージ」「カプチュール」といったスキンケアラインも展開する。店舗コンセプトの「ニュー ルック」は、1947年のメゾン初のオートクチュール コレクションに由来する。目玉は「ラ コレクシオン プリヴェ」のボトルへの刻印サービスで、ディオールは日本国内では初の導入だとしている。
この新店が構えるのは、運営元が今年とりわけ高い勢いを報告したばかりのフロアだ。高島屋が10月1日付で発表した自社の月次売上速報によれば、9月の既存店売上高は前年同月比4.1%増、免税売上は12.8%増となり、来店客数はほぼ横ばいながら訪日客の1人当たり購入額は12.5%伸びている。専用の刻印サービスは、目新しさだけでなく再来店を促す仕掛けでもある。国内客・訪日客を問わず、東京に数あるディオールの販売拠点の中からこの売場を再び選ぶ理由を与えるものであり、すでに訪日需要を順調に取り込んでいる店舗にとって、その効果は小さくないだろう。
この刻印サービスが日本橋限定のままとなるのか、あるいは国内の他のディオール売場にも広げる共通施策となるのか。その先の判断こそが、今回の新店開業そのものよりも同社の本気度を物語るはずだ。