グランスタ東京、地下丸の内改札内エリアが26店舗体制でリニューアルオープン
JR東日本クロスステーションが9月16日、東京駅地下の一等地商業エリアを再開業する。土産物の物量よりも、日常使いの飲食とスイーツで通勤客のリピートを狙う構えだ。

JR東日本クロスステーションは9月16日、東京駅の地下改札内にある「グランスタ東京」丸の内エリアをリニューアルオープンすると発表した。東京駅でも屈指の集客力を持つ商業フロアに、26店舗が入る。26店舗のうち13店舗は同エリア限定で、全店でグランスタ東京限定商品を扱う。
今回のリニューアルは「FAV ZAKA(フェイバリット丸の内坂)」というコンセプトのもとに店舗を再編したもので、一度きりの土産購入ではなく、日常的に何度も立ち寄ってもらうことを狙う。26店舗のうち10店舗はエリアへの新規出店、残りは改装またはブランド転換による出店だという。
リニューアルエリアには、注文を受けてから仕上げる焼き菓子のキッチンや、着席を前提としない軽食スタンドを新設するほか、デザインスタジオ「スパイラル」が手がけるアート展示「ART WALL」も設ける。第1弾はアーティスト・kopfkinoによる作品展示から始まる。JR東日本クロスステーションは9月16日から29日まで「JRE POINT」の進呈キャンペーンを実施するほか、オープン当日から購入者にオリジナルキャラクター「FAV」のステッカーを配布する。
注目すべきは店舗数そのものよりも、この傾斜だろう。こうした構内商業施設は通常、通勤客と観光客という2つの異なる客層を同時に狙う。注文仕上げのスイーツや軽食、ローテーションするアート展示を軸にリニューアルを組み立て、話題性の高いブランド誘致を前面に出さなかったことは、JR東日本がこのエリアを、たまに立ち寄る旅行者よりも、日々通り抜ける利用者に最適化しようとしていることをうかがわせる。