伊勢丹、創業140周年プロジェクト「WAKU WAKU TO YOU!」始動 全国6店舗で来春まで展開
三越伊勢丹ホールディングスは、伊勢丹の創業140周年を記念し、全国6店舗で5カ月にわたるプロジェクト「WAKU WAKU TO YOU!」を展開する。新柄のタータンチェックや著名人が審査する買い物エッセイ集、屋上の8万球イルミネーションなどを軸に、年末商戦を通じて店頭イベントで集客を図る狙いだ。

三越伊勢丹ホールディングスは、伊勢丹の創業140周年を記念したプロジェクト「WAKU WAKU TO YOU!」を、2026年11月から2027年3月にかけて、伊勢丹新宿店・立川店・浦和店・新潟伊勢丹・静岡伊勢丹・JR京都伊勢丹の全国6店舗で展開すると発表した。伊勢丹の創業は1886年11月5日で、同社は長年ショッピングバッグに用いてきた「マクミラン・伊勢丹」柄タータンチェックの斜線をモチーフにした新ロゴを今回のプロジェクトの核に据える。
プロジェクトの目玉は、伊勢丹での買い物の思い出を募る記念文集「わたしはわたしの買い物を愛す」。応募は11月4日から24日まで受け付け、作家の角田光代氏、長谷川あかり氏、デザイナーの皆川明氏が審査員を務める。編集長は幅允孝氏が務め、タータン柄の装丁で書籍化し、応募者や各店舗、図書館などに配布するという。
実店舗での催しは伊勢丹新宿店が中心となる。本館・メンズ館の全フロアで、品質やデザイン、ものづくりへのこだわりを基準に選んだ商品を集める「名品コレクション」を11月4日から17日まで開催する。本館屋上庭園「アイガーデン」では、大きなクリスマスツリーと約8万球のイルミネーション「伊ルミネーション -ISETAN Illumination-」を11月11日から2027年2月7日まで、毎日17時から20時まで点灯する。また11月5日午前10時からは、本館1階正面玄関で、タータンカラーの菓子「グミッツェル」1,886個を先着順・1人1個限定で無料配布する。
文学賞の審査、5カ月に及ぶイルミネーション、記念品の配布と、フラッグシップの周年行事としては異例の作り込みだ。単発のイベントではなく、年末商戦からお正月商戦にかけて長期にわたり来店理由を演出する狙いとみられる。新宿旗艦店だけでなく立川、浦和、新潟、静岡といった地方店にも同じ枠組みを展開することで、各店がそれぞれの立地で独自に集客できる仕掛けにもなっている。