成田空港、乗継客向け無料観光ツアーを6年ぶりに再開 有料の文化体験ツアーも追加
成田国際空港が、乗継客向けの無料ボランティアガイド付きツアーをコロナ禍による6年間の休止を経て再開する。あわせて有料の文化体験ツアーも新設する。

成田国際空港株式会社は、乗継客(トランジット)向けの無料観光ツアーを、コロナ禍を機に休止してから6年ぶりに再開すると発表した。あわせて、新たに有料の文化体験ツアーも導入するという。
同社が「成田空港トランジット&ステイプログラム」と呼ぶ取り組みの一環として、無料ツアーはボランティアガイドが同行し、空港周辺の6市町の歴史・文化・自然・食などの魅力を体験できる内容になるという。再開日は10月1日。リリースでは6市町の具体名は明らかにされていない。
無料ツアーと並行して、有料の文化体験ツアーも新たに始める。第1弾として、10月の本格再開に先立つ9月5日、宗吾霊堂の「御待夜祭」にあわせた屋台曳き体験ツアーを実施した。有料ツアーの料金については、リリースでは明らかにされていない。
6年という休止期間の長さは、ツアー自体の内容以上に、成田を経由する国際線の乗継需要がどれほど落ち込み、そしてどれほど回復してきたかを物語っている。ボランティアガイド付きの日帰りツアーに再びリソースを割く判断は、長時間の乗継客が十分な規模で戻ってきたという読みがあってこそだ。無料の自治体連携型と、新設の有料型を併存させる構成からは、乗継時間を単なる善意の観光サービスとしてではなく、小さな観光ビジネスとして育てようとする姿勢がうかがえる。