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高島屋新宿店、9月30日まで2階を夜の「リチャージ」売り場に

高島屋新宿店が8日間限定のポップアップで試しているのは、通勤前ではなく就寝前の時間帯に軸足を置いた売り場に、東京の買い物客が夜になっても足を運ぶかどうかだ。定番の開催枠になり得るか、他の百貨店各社も注視する夜間販促の一形態といえる。

夜の百貨店のポップアップ売り場を描いたイラスト。低いテーブルの上でほのかに光る加湿器、積まれた茶筒、畳まれたリカバリーウェア。ストリングライトの下、ラウンジウェア姿のシルエットの人物が商品を眺め、奥の窓の外は夜。
イラスト:floortok.com

高島屋は9月23日から30日までの8日間、新宿店2階のイベントスペース「ザ・メインスクエア」でポップアップ「RECHARGE for TOMORROW」を開催していると発表した(高島屋の発表による)。

売り場は単なるウェルネス商品の陳列ではなく、夜の時間帯を3つの場面に区切って構成している。19時は帰宅後の「補給」、21時は「リラックス・ケア」、23時は「就寝前の整え」というテーマで商品をまとめており、就寝前の回復への関心の高まりを踏まえた企画だという(同社発表)。

取り扱う商品は、コーヒー・茶ブランドの「イノセント コーヒー」や「エム ダサナヤカ」、コーヒーメーカーの「xBloom」「クルップス」から、AIペット「Moflin」、ミスト式加湿器「moya」、リカバリーウェアの「VENEX」、スマートマットレスの「Air Connected」、着圧シャツの「Relive」まで幅広く、価格帯は702円から23万1000円までと高島屋は説明している。9月23日、25日、26日、27日にはコーヒーの試飲会も予定されている。

ここでの狙いは特定の商品というより、夜という時間帯そのものをどう売り場として成立させるかにある。百貨店のイベントフロアは通常「ついで買い」を誘う仕掛けだが、高島屋が夜を単なる延長営業ではなく時間帯ごとのテーマで細分化した点は、「仕事終わりから就寝まで」という時間帯が、ウェルネス商品を並べるだけでなく、それ自体で売り場として成立し得るかを見極める試みといえる。8日間という短期の実験ではあるが、十分な集客が得られれば、通常の営業時間が終われば眠ってしまうフロアを使った定期的な夜間イベントの型として、高島屋のみならず伊勢丹三越クラスの競合各社にとっても参考になるだろう。