台湾ラーメン「矢場味仙」、松坂屋名古屋店に百貨店初出店
10月1日、松坂屋名古屋店に矢場味仙が初の百貨店出店を果たす。地下の飲食フロアには名古屋で愛される店名とその物語が加わり、矢場味仙にとっては路面店の出店リスクを負わずに新たな客層へ届く手段となる。

台湾ラーメンの名古屋発チェーン「矢場味仙」が、10月1日午前11時、松坂屋名古屋店北館地下1階「酒&DINING」フロアに百貨店初出店する。大丸松坂屋百貨店が発表した。これにより矢場味仙は6店舗目となり、同フロアは全区画が埋まって全店舗オープンとなる。
矢場味仙は1981年、味仙5兄弟の長女が創業した「元祖台湾ラーメン店」を謳う。発表によれば、開店日限定メニューとして台湾風肉まんと、名古屋の老舗「コンダーハウス」とのコラボレーション担々麺の2品を用意する。営業時間は平日11時〜15時(LO14時30分)・17時〜22時(LO21時30分)、土日祝は11時〜22時(LO21時30分)の通し営業とする。
地場の専門チェーンが百貨店に初出店するのは、双方にとって小さいながらも実質的な試金石だ。松坂屋にとっては、東京や大阪発のブランドを誘致するのではなく、名古屋で長年支持を集める店名とその由来をそのまま集客材料にできる。矢場味仙にとっては、路面店を自前で構えるコストとリスクを取らずに、地下の飲食フロアへ商品を届けられる。定番メニューをそのまま持ち込むのではなく、開店限定のコラボメニューを添えたことは、これだけ小さな区画でも独自性を求める今の百貨店の傾向を映している。